身体コンサルタント / 柔道整復師 田上耕三の身体研究コラムColumn

※このコラムは、身体コンサルタント田上耕三が考える「身体へのアプローチ方法・施術方法」に基づき書かれています。そのため、著作権法上著作者の許諾なくコピーすることを禁止します。
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キンチョウして100%が出せません

田上接骨院院長 
身体コンサルタント 田上耕三です。

今日は、キンチョウすることについて考えてみます。
ステージに立つ前は誰でも緊張します。その緊張を無くす方法は色々伝えられています。
例えば、手のひらに「人」と書いて呑み込めと言ったものや、
何か他のことを考える等が代表例でしょう。

私も、「人」と書いて呑み込んだことが何度もあります。
残念ながら、おかげで落ち着いたとはなかなか思えませんでした。
2~3回呑んで全く変化が無いことを知ってからは、
書くことも呑むことも止めました。

ピアノの生徒さんからこのような質問を受けると、私はつま先ジャンプを勧めます。
つま先ジャンプは、ただつま先で軽くジャンプするというお手軽なものです。

緊張が高まると頭がボーっとしたり、
のぼせたようになることがおおいですよね。
緊張が高まるので、自律神経は交感神経がかなり優位になっているはずです。
交感神経が優位になると、瞳孔が開き、脈も速まります。胃の動きも悪くなりますから、
気持ち悪くなったり、吐きたくなる場合もあると思います。

このような状態が身体の重心のバランスを崩してしまうのです。
私のイメージですが、全ての力が頭の方へ向かっているような感覚になります。
人によっては「フワつく」「浮かれる」といった印象を持つ場合もあります。

「人」と書いて呑むのはまじないですが、効くと信じることで効果を生みます。

今日ご紹介する方法は、いたって簡単です。

ジャンプして重心を下に下げるように、トントンと何度も繰り返し跳ぶのです。
すると、不思議と上ずっていた感覚がいつもの感覚に戻ってくるのです。
物理的というほどでもないですが、上がった力を下へ戻そうという発想です。
ですから、トントンと跳ぶ場合は、
上向きの力が元に戻るイメージを強く持つことがポイントです。

つま先で跳べばいいのですが、可能なら親指に荷重がかかるように跳んで、着地の衝撃が
頭のてっぺんに抜けていくようなイメージを持って行って下さい。

皆様、是非お試しください。

體暢心愈静

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