身体コンサルタント / 柔道整復師 田上耕三の身体研究コラムColumn

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スタッフのコラム~腰椎椎間板ヘルニアといわれて~

知多から高速を使っていらした患者さんのお話です。

腰椎椎間板ヘルニアと言われ、長く整形外科に通院しておられたそうです。
しかし、一向に改善せず、ついには手術しか無いと医師からは勧められていたそうです。
当院にいらしたときも、玄関を入る時は伝え歩きで、立ち座りもままならない状態でした。

院長がその方の状態をみて、まずは座った状態で身体を捩じって少しキープしてください。
そしてゆっくり元に戻してくださいとお伝えしました。

それから、『では、ゆっくり立ってみましょう』と言いました。
大柄なその患者さんは、『え!?立つんですか?・・・』と訝しんで、ゆっくり立つと『あれ?痛くないです!・・・なんで??』と狐につままれた様で『これは一体どうして痛くないんですか?』と驚いておられました。

院長が、椎間板ヘルニアの医学的な話や、「痛み」の話をすると、『初めて知りました』と言われ、ご自分の認識と違ったようで驚いておられました。
院長が、この話をされるとほとんどの患者さんは、『知らなかった』と驚かれます。
その光景が、当院では日常的にみられます。
実際に痛みがなくなるので、これほど説得力のある話はありません。

治療後、伝え歩きしかできなっかったこの患者さんが、お帰りの時には普通に歩き、腰を曲げたり反ったりしても、痛くない状態になっていました。
この患者さんは、
「すごい!うわさに聞いていたけど、本当にこんなことが起きるんですね」
と、驚きと喜びを語ってくれました。

こういう時、やっぱり院長は、凄いなと思うと同時に、
良いところで働いている!と私たちまで嬉しくなるのです。

院長は、最初に軸を合わせる体操を患者さんにやってもらいましたが、
その理由を次のようにお伝えしていました。

「椎間板ヘルニアの治療は、ご自宅でのセルフケアがとても大事なんです。
施術の前に、セルフケアを行っていただき、痛みが楽になることを知っていただけたら
施術後も、セルフケアをしっかりやろうと思うでしょ」

と、患者さんに話していました。

改善と予防の田上式の超簡単な体操ですけど、いかに効果が高いかを知ってもらうために、あえて施術前に体操だけ行って効果を実感してもらいたかったのです。

この患者さんは、結局手術をせずに回復され、自宅では院長に教えられた体操をしている
そうです。

時々、セルフケアだけでは追い付かないなぁ・・・
と感じる時には、高速を飛ばして来院されます。

スタッフ より

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